はがき絵
習作です。花水木と芍薬。
最近細かな部分が描きにくい・・・。目の問題(老眼)もありますが、素材が変わったことも大きいかと?水彩紙から奉書紙・画仙紙。水彩絵の具から顔彩。そこで色々筆を変えてみて面相筆で描いていたところをタミヤのモデリングプラシにしてみました。持っている上絵付け用の面相筆はしなやかですが今一つ描きづらいくオイルペイント用の筆も同じでした。行き当たったのがタミヤの筆(コリンスキーセーブル)でした。
お雛様の目等にも使っていたらもっと細く太くを柔軟に出来たことでしょう。
ただ、筆ぶくみはあまり良くありません長い線を一気に描くようにはつくられていないようです。(絵の具の違いかもしれません。本来の使い方をしていたら問題はないと思われます。)
奉書紙での習作
菜の花と花水木とカーネーション
やっと春らしくなってきましたが、これらの花が咲くのはまだまだ先ですね。
いつも仕上がった絵をのせていますが、つい夢中で描いているので途中の写真がありません。これからは途中の写真ものせてみようかと思いますが・・・自分の覚書のようなものですか。
豆知識
その1 筆
タミヤの筆の表記にコリンスキーセーブルとありますがセーブルとはクロテンで最高級の毛皮です。筆の世界ではコリンスキーも含めてセーブルと言います。どちらもイタチ科に属します。動物の毛が重宝されるのは筆ぶくみが良いからですが、それはキューティクルがあるからです。ナイロンの筆には当然ありません。筆ぶくみとは描いている時に絵の具が筆に沢山含まれていると擦れたり途切れたりすることなく描けますから大切な条件となります。それで、このキューティクルが大変緻密なことからイタチ科の毛が使われています。筆ぶくみに関しては素材だけでなく、太さ、長さも関係してきます。今回のタミヤの筆は使用目的が違うため細さは良いですが長さがないため絵画には向きません。ただ小さな部分のみに使う場合は、その力を発揮してくれますので今後は使いこなしたいです。
その2 落款
落款については注文して作っていただくか、器用な方は自作なさった素敵な落款をお持ちですがあいにく器用ではない私はお友達のお友達に二個作っていただきました。まだ三個しか持っていません。三つ目の落款はシャチハタ製です。大変可愛いです。カーネーションと菜の花の右下の印がそれです。ハガキ用ですから小さすぎてこの絵にはバランスが悪いです。
ですが使える子たちです。文字、書体等選んで注文して千円と大変お値打ちですしストラップもついて可愛い仕上りです。シャチハタですから朱肉もいりません。朱肉のお色も選べました。
今後はもっと変わった形と大きさの落款も増やしていきたいです。
その3 芍薬と牡丹
芍薬と牡丹の違い
一言で言えば草と木の違い。芍薬は草(宿根草)。牡丹は木(落葉低木)です。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は・・・。
この言葉でも分かるように芍薬はすっと伸びて咲いています。牡丹は横に広がるように枝分かれして咲きます。葉は芍薬は艶があり一枚一枚が丸みを帯びでいるのに対して牡丹は艶がなく先がとがり切り込みがあります。そして、開花時期については一ヶ月ほど牡丹が先になります。ちなみに薬効成分はどちらにもあります。
以上、
花は咲かないと分かりませんが草か木か、葉の艶はあるかないか、切れ込みは?でこれからは簡単に識別できますね。